トヨタ コロナ バン 1600GL|古きよきものづくりを感じる昭和の働き者!【文化系男子のファミリーカー選び】
UOMO世代の大人は、実際にファミリーカーをどう選び、乗っているのか。結論から言えば、とにかく自由であることがわかった。そして、家族みんながそのクルマ選びに賛同していることが何より素敵だ。子どもたちと、妻と、愛犬と。58組の「家族とクルマの関係」をお届けする。 【写真】トヨタ、メルセデスベンツ、BMW…「文化系男子のファミリーカー選び」の画像をもっと見る
古きよきものづくりを感じる昭和の働き者!
宮本さんが大切に乗っている1979年式のコロナ バンは、子どもが生まれたことで“ゆりかご”としての役割を果たし、むしろ輝きを増している。 「昔から職人気質な日本のものづくりに惹かれるんです。そこで愛車には、古きよき時代の面影を残すトヨタの商用バンを選びました。奈良の車庫に30年間保管されていたワンオーナーもので、ご縁があり自分のもとにやってきました」
だが現代の気候や交通事情では不便もある。そこは家族の理解があってこそ。 「ご想像のとおり手はかかるので、2022年息子が生まれた際には乗り換えも頭をよぎりましたが、『できるものならコロナ バンとともに家族の思い出をつくっていきたい』という僕の願いを妻が尊重してくれました。こうして今も乗っていられることに感謝しています」
インパネは商用車らしく簡素。「必要最低限の装備しかなくけっして便利とは言えませんが、このアナログな感じが好みです」。もちろん4速MTだ。 ゆるやかな直線でデザインされたボディに、愛嬌のあるヘッドライト。メッキのバンパーや泥よけも時代を感じさせる。