柔道の名門・東海大で壮行会 パリ五輪にウルフ・アロン、橋本壮市、永山竜樹、村尾三四郎が出場
柔道男子100キロ級のウルフ・アロン(パーク24)らが3日、神奈川・平塚市の母校・東海大で柔道部主催のパリ五輪壮行会に出席した。 パリ五輪は男子7階級のうち、ウルフと60キロ級の永山竜樹(SBC湘南美容クリニック)、73キロ級の橋本壮市(パーク24)、90キロ級の村尾三四郎(JESグループ)と4階級が東海大出身。いずれも卒業後も練習拠点を置いており、五輪2連覇を目指すウルフは「普段から一緒に練習をしたりする人たちが、代表でいっぱいいる。気持ちを高め合える」と語る。上水研一郎監督は「4人出すというのはうれしい反面、僕としては非常に重い」と重圧を明かしつつ、「それぞれの良さを出してほしいが、出せなくても勝てる。そういう準備をしてほしい」と期待した。 橋本、永山、村尾は初五輪となる。32歳の橋本は「やっとつかんだ五輪。悔いのないように戦いたい」と誓い、永山は「あと2か月を切っている。人生全て懸けて挑んでいきたい」と言葉に力を込めた。村尾は「ハプニングじゃないけど、自分の予想を超えてくるようなことが起きた時にも、いかに対応できるか。想像力を働かせてやっていく」と万全の準備を期した。 また、女子70キロ級では東海大2年の角田ロスタント愛がスペイン代表で出場する。日本人の父を持つ22歳は「五輪を決められてうれしい。1日1日練習して、五輪までアジャストして金メダルを目指す」と意気込んだ。 5月の世界選手権(アブダビ)の報告会も同時に行われ、男子100キロ級で銅メダルの新井道大(東海大)、同100キロ超級の太田彪雅(旭化成)、混合団体代表の本田万結(東海大)が大会結果を報告した。
報知新聞社