日本のブレイキンは“世界レベル”!? 21年世界女王AYUMI“お掃除スタイル”を武器にパリ五輪出場を目指す
藤木直人、高見侑里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMのラジオ番組「SPORTS BEAT supported by TOYOTA」(毎週土曜 10:00~10:50)。11月11日(土)の放送は、2024年パリオリンピック新種目ブレイキンで五輪出場を目指しているB-girl AYUMIこと福島あゆみ選手をリモートゲストに迎えて、お届けしました。
京都府出身のAYUMI(福島あゆみ)選手は、19歳のときにカナダ・バンクーバーへ留学し、ブレイキン(ブレイクダンス)を始めると、カナダやアメリカで参加した数々のイベントで好成績を収め、2007年に帰国。 その後も数多くのイベントで活躍し続け、2017年に世界最高峰の大会「Red Bull BC One World Final」に女性として初進出。2021年12月には、フランス・パリで開催された世界選手権で見事優勝。2024年に迫ったパリオリンピックには、AYUMI選手の代名詞にもなっている「お掃除スタイル」を武器に、出場を目指しています。
◆AYUMIの代名詞「お掃除スタイル」とは?
藤木:「お掃除スタイル」というのは、どのようなスタイルなのでしょうか? AYUMI:“ブレイキンは一人ひとりにスタイルがある”と言われているのですが、昔、海外のインタビューで「(あなたのスタイルは)どうですか?」という質問があって、いろいろな人が「クール」「クリーン」「スムーズ」などと答えるなかで“自分はどれに当てはまるんだろう?”と考えたんですね。 自分は“せかせかしている性格”とよく言われていて、ダンススタイルも、その性格を活かしたような、次から次へといろいろなものを細かく見せていく、というのが、自分的には強く打ち出しているところです。 それに加えて、お掃除の動きにインスピレーションを受けて考えた動きが何個かあって、それをリンクさせて「お掃除スタイル」と、すごく軽い気持ちで言ってしまって(笑)。だけど、それがいろいろな人から「耳に残っている」と言ってもらえたんです。 藤木:実際に掃除から得たムーブを教えていただけますか? AYUMI:例えば雑巾をかける動作だったり、本当にちょっとした動きなんですけど、そこから“こんなふうにやったら面白いのかな”と考えたムーブは何個かあります。 藤木:「お掃除スタイル」っていうワードは、やっぱりインパクトがありますよね。 AYUMI:しかも、外国の人とのインタビューのときだったので、英語にして「クリーニング」って言ったら、ちょっと違ったイメージに受け取られてしまって。それで“日本人だから日本語でいいや”と思って答えてしまったのが、結果的にすごく良かったのかなと(笑)。