【プレイバック’13】ジャニーズ解雇! 田中聖が本誌に語った「メンバーとファンへの謝罪と再起」
10年前、20年前、30年前に『FRIDAY』は何を報じていたのか。当時話題になったトピックをいまふたたび振り返る【プレイバック・フライデー】。今回は10年前の’13年11月1日号掲載の「Jクビ直撃!田中聖『自分が甘ちゃんでした…』」をお届けする。 【画像】白塗りで上半身が露わに…田中聖『KAT-TUN』時代の戦慄の“闇ライブ”姿…! ’13年10月上旬、マスコミ各社に送られてきた1枚のFAX。その内容は『KAT-TUN』の田中聖(当時27)との契約を9月30日付で解除したという内容だった。ジャニーズ事務所を退所、『KAT-TUN』も脱退することとなった田中の心境を聞くべく、外出先からタクシーで帰宅したところを直撃した。 ◆プレイバック!直撃に明かした本音「すごく、愛していた場所です」 「こんな状態になって言うのもヘンな話一 ですけど、自分の中では大好きな、デッカイ場所でした。10年以上やってきたので……。すごく、愛していた場所です」 声を詰まらせてそう語るのは、元『KAT-TUN』の田中聖である。9月いっぱいで所属していたジャニーズ事務所から事実上の解雇通告を受けた田中。その彼が言う「愛していた場所」とは、『KAT-TUN』にほかならない。 ──今回、解雇されたことについて、どうお考えですか? 「まあ、これまでたくさん迷惑をかけてきたので、しょうがないと……」 ──迷惑をかけたというのは、誰に? 「事務所、メンバー、ファン、家族……もう全部ですね。僕自身が甘えちゃっていたんでしょうね。事務所が守ってくれたり、メンバーが守ってくれたりすることに。ジャニーズっぽくないところが好きって言ってくれるファンもいて、そういうところにまた甘えちゃったりして」 ──解雇の引き金になったのは、何が一番の原因だったと思いますか? 「たくさん迷惑をかけてきた、その積み重ねだと思っています。ルールを守れない部分が多過ぎたんだろうな、と」 ──『KAT-TUN』は4人組になっちゃう(注:’10年に赤西仁が脱退)わけですが……。 「メンバーにはもう、『ありがとう』と『ごめんなさい』しか思いつかないです。仕事に関しては、僕はメンバーを尊敬しているので、たぶんあの4人なら大丈夫だとは思います。むしろ田中が抜けたことで『KAT-TUN』が前より売れたって言われるようになれば、僕としても嬉しいです。ファンのみんなには本当に申しわけないんですが、これからも『KAT-TUN』を応援してほしいです」 メンバーとは今は連絡を取っていないと言い切る田中の口調は、決別とも取れるキッパリとしたものだった。とはいえ、「KAT-TUN』を去った彼の前途はけっして楽観できるものではない。 ──今後も芸能活動は続けるつもりですか? 「マイナスからですけど、少しずつ何かできればなとは思います。ただ、俳優に関しては、やりたいからといってそう簡単にやれるものでもないので。そうなると、まずは音楽なのかなとは思います」 ──『KAT-TUN』ではなく、個人の田中聖としてやっていく自信は? 「親も安心させてやりたいし、弟たちも芸能活動をやっていて、自分のことを尊敬してくれていたので、その位置まで戻りたいな、と。不安は不安ですけど、それでもやらなければいけないなっていう気持ちです。なにしろ12歳から芸能界しか知らないので……」 契約解除にあたって事務所は「度重なる事務所のルール違反行為があったため」としか説明しなかったものの、これまでに彼が周囲に迷惑をかけてきた振る舞いは多い。女性問題や坊主に全身タトゥーなど、まったくアイドルらしくない外見、そしてその流出写真。さらに事務所に内緒でライブ活動やバーを経営したことも問題となった。 この当時は親や弟たちを思って前向きな気持ちを語った田中だったが、その後の転落ぶりはご存じの通りだ。’17年に大麻所持で現行犯逮捕。このときは不起訴処分となったが、’22年1月に名古屋市内で覚せい剤や危険ドラッグを所持していたとして懲役1年8ヵ月執行猶予3年の有罪に。 さらに何と、その判決の9日後に再び覚せい剤所持の現行犯で逮捕される。11月には前年に知人女性から1万円を脅し取った恐喝容疑でも逮捕されるというおまけまでついた(のちに不起訴)。 現在は薬物を断ち切るために通院しながら入寮型の支援施設で生活しているといわれている田中。現在の彼が当時の自分が語った言葉を見たら、どう思うだろうか。
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