片寄涼太、初の“ハイロー”出演でHIROの思いを受け取る 「人生を考えさせられる」
1月29日から2月25日まで、東急歌舞伎町タワー「THEATER MILANO-Za」にて行われる戦国時代活劇『HIGH&LOW THE 戦国』の囲み取材が1月29日に開催され、GENERATIONS from EXILE TRIBEの片寄涼太、宝塚歌劇団の水美舞斗、瀬央ゆりあ、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE のRIKU、藤原樹、浦川翔平が登壇した。 【写真】『HIGH&LOW THE 戦国』会見取材写真(全13枚) ドラマ、映画などあらゆるメディアを融合させている『HiGH&LOW』シリーズの最新作。時は戦乱の世、ある一帯に五つの社が建てられ、それぞれ国が栄えていた。あるとき、信頼できる仲間とともに戦いを続けていた各国の長たちに忍び寄る影が……というあらすじ。本舞台の企画・プロデュースは、EXILE HIROが務めている。 『HiGH&LOW』シリーズ初出演で、本作では「須和国」の若き指導者・黄斬役を演じる片寄は「LDHに所属して10年以上になりますけど、大きなプロジェクトであった『HiGH&LOW』シリーズが舞台になるということで、不安もありつつ、ワクワクしています」とコメント。 稽古を重ねる中で“思うところ”もあったそうで「プロデューサーのHIROさんが、僕たちにメッセージを送っているような気がしていて……。特にここ数年、HIROさんと2人で打ち合わせをしたり、お話をさせていただいたりする中で、HIROさん自身が感じ取ったものが、作品となり、言葉となり、僕の台詞になっているのかなと思っています。(作品には)自分の今の立場やこれからの人生……そういったものを考えさせられるメッセージが込められている、と思いました」と熱く述べた。 同じくシリーズ初出演で「尊武国」の軍事総大将・玄武役のRIKUは「RAMPAGEで一緒に歌っている相方たちが出ている作品に、楽曲提供する側で参加していたので、まさか自分が『HiGH&LOW』の世界で生きるとは思わなかった」という。 シリーズ出演に嬉しさがあったとしつつも「LDHとして大切な作品なので、自分が出演することで、その名を汚してしまわないか不安もありました。でも、これもご縁だし、やるしかないなと思いました」と意気込みを述べた。 シリーズ出演経験のある藤原は、「乃伎国」の弦流を演じる。「『ハイロー』と言えば、世界基準のアクション。今回、舞台でのアクションとなるので、新しい挑戦になります。このシリーズの魅力をつなげていきたいと思います!」と力強く語った。 映像とは違った舞台の魅力については「長い稽古期間の中、脚本についてより深く考えられますし、疑問が出てきたときに、片寄さんを筆頭にみんなで話し合いながら作ることができました」と話した。 そんな藤原に「ジェラシーを感じている」と本音を明かしたのは、「尊武国」で刀鍛冶の家に生まれた白銀を演じる浦川。「すでに、THE RAMPAGEのメンバーも『ハイロー』の映画やドラマに出ているのですが、幼なじみの藤原もそちらに出ていて……すごくうらやましさを感じていました。やっと関わらせていただくので、嬉しい気持ちと光栄な気持ちを抱いています」と述べた。彼は持ち前の明るさで場を和ませるだけでなく、想いを語るところは熱を持って話すなど、囲み取材を盛り上げていた。 宝塚からは、若くして水の民を従える城主を継いだ男、「乃伎国」の湧水を演じる水美、「須和国」国王の血を受け継ぐ吏希丸を演じる瀬央が、それぞれ男性役を担い、外部出演というかたちで参加する。 水美は「『男性の中で“男”として挑むのか。どんな役をさせていただけるんだろう』と、(瀬央と)2人でワクワクしながら話しておりました」と回顧。稽古中のエピソードとしては「私たちは、基本的に女性ばかりの中でやっていて、立ち回りとなると、やはり(男性とは)スピードやパワーが違うと感じました。あと、相手の足を斬ったら、アンサンブルの方がバク転してくださって(笑)」と笑顔で語った。 瀬央も『ハイロー』の出演は「身の引き締まる思い」だという。体格の違う男性との芝居については「対リアルな男性と一緒にお芝居をするとなると、私が宝塚で培ってきたものや、芝居の癖など、ある種、邪魔になる部分もありました。一度ゼロから芝居と向き合うつもりで、作り上げなければならないと思いましたね」と述懐。続けて「水美さんや一緒に芝居をさせていただく片寄さんに引っ張っていただいた」と明かした。 最後に片寄は、こうメッセージを残した。 「全出演者、全スタッフの皆さんが、熱い思いで作り上げた作品です。ぜひ、多くの方に新しい『HiGH&LOW』の世界を受け取っていただき、楽しんでいただけたらなと思います。よろしくお願いします」
浜瀬将樹