【リニア】静岡・川勝知事の『部分開業論』をJR丹羽社長が否定 「さらに品川‐名古屋間の開業が遅れる」
静岡県 川勝平太知事(15日):「部分開通っていうのは、全線の中の一部が開通することが「部分開通」であるから、従って甲府から東京までは、2027年できるということじゃないでしょうか。ぜひこれは推進したいと思っている」 川勝知事はこうした“部分開業論”をリニアの沿線の都府県でつくる期成同盟会で主張する考えを示しました。
JR東海の丹羽社長「さらなる開業の遅れにつながる」
これに対して、JR東海の丹羽社長は…。 JR東海 丹羽俊介社長(18日午後3時すぎ):「部分開業につきましては、従前から申し上げている通り、これを行う考えはございません。仮に限定的な区間だけ開業する場合があっても、車両基地や司令設備の整備など、開業のための多くの設備をセットで完成させる必要があったり、試運転や運営体制をはじめ、確認すべきことが数多くある。こういった作業を増やすことによって、それらに時間と労力を費やすことで、結果として、品川‐名古屋間の開業のさらなる遅れにつながってしまうことになる。引き続き、品川‐名古屋間の開業に向けまして、静岡工区を一日でも早く着工できるように、双方向のコミュニケーションを大切にしながら、真摯に取り組んでまいりたいと考えているところです」