“時る”スピンオフ、安西慎太郎主演で和製ダークファンタジー「羽州の狐」上演
「羽州の狐」が10月24日から27日まで東京・CBGKシブゲキ!!で上演される。 本作は、赤澤ムックが脚本、平野良が演出を務める“和製ダークファンタジー”。今年3月に上演されたオムニバス作品の舞台「時をかけ・る~LOSER~」(通称「時る」)のスピンオフ公演となる。今回は赤澤が、最上義光が抱えた兄弟の愛憎、親友と思っていた男との確執、そして最愛の家族を失った男の悲哀を、全出演者への当て書きでつづる。義光役で安西慎太郎が主演を務めるほか、松田岳、木ノ本嶺浩、そして平野が出演する。 【画像】「羽州の狐」チラシ表(他2件) 公演に向け、平野は「感謝を噛み締めながら大切に作っていきます」「残酷なまでにも儚く、また、それが輝いて見える人の生き様というものを安西慎太郎が演じる最上義光から体感してください」とコメントした。チケットの一般販売は7月27日に開始される。 ■ 平野良 コメント 舞台「羽州の狐」の演出・出演を務めます平野良です。 3月に上演した「時をかけ・る」のスピンオフ作品になるのですが、皆様のご贔屓の賜物だと思っております。 感謝を噛み締めながら大切に作っていきます。キャストも「時る」から続投の安西慎太郎をはじめ、木ノ本嶺浩、松田岳と盤石の布陣。 時るではポップな役柄であった最上義光が軸となる今作、まさかまさかのダークファンタジーでございます。 脚本も変わらず、赤澤ムックさん。4人のみの濃厚な会話劇になるのではないでしょうか。 残酷なまでにも儚く、また、それが輝いて見える人の生き様というものを安西慎太郎が演じる最上義光から体感してください。 ■ 赤澤ムック コメント お祭り騒ぎの派手さがあった前作とは打って変わった、新たな「歴史のif」を絡めた「狐」と呼ばれた男のダークファンタジーをお届けします。 鮭が大好きだった山形の名君・最上義光。 戦国を生き抜き大大大名となる彼が、生涯かけて囚われ、愛したものを重く激しく描きました。 ご観劇後しばらく、コンビニなどで鮭おにぎりを見かけては胸を焦がしていただけますように。 どうぞお楽しみに。 ■ 安西慎太郎 コメント 「時をかけ・る」閉幕後、こんなにも早くこの「時る」シリーズを上演できるとは思ってもみませんでした。 それも作品を愛して下さったお客様がいてこそだとおもっています。心より感謝申し上げます。 今回はスピンオフ。シャケ様こと「最上義光」の生涯を描きます。 時るではポップで可愛らしく親しみやすかったあの男の物語を今回はダークファンタジーとしてお届けします。 今回も脚本・赤澤ムックさん。演出・平野良さん。最恐の物語が紡がれていくこと間違いなしです。 幾つもの業を背負いながら、それでも尚、愛することを止めず懸命に生き続けた彼の生き様を是非劇場で刮目して頂けたらと思います。どうぞ宜しくお願い致します。 ■ 松田岳 コメント あの濃密で色褪せない時間をもう一度過ごせる事をとても嬉しく思っています。 どこまで自分を高めていけるか勝負の連続となると思いますが皆さまが楽しんで観劇して頂けるよう頑張りたいと思います。 ■ 木ノ本嶺浩 コメント 「時をかけ・る」の日々が楽しくて、また何かやりたいですねと言うが早いかスピンオフのお話を頂いた。 最上義光を主軸に描く4人だけの会話劇 平野良さんの大胆なのだけど針の穴を通すような緻密さ、松田岳さんの畏怖を感じるほどのひたむきな実直さ、安西慎太郎さんのどこまでも深く深く入り込む没入感、大好きな俳優の仲間とセリフを交わすのが待ち遠しく、そして安心と信頼の心強いスタッフ陣と共にまた作品を創ることができるのが、とても嬉しく、ありがたく、身が引き締まる。 時をかけ・るに続いて複数役の演じ分けを楽しみつつ、また新しい歴史解釈をお見せできればと思います。 いやはやどんな演劇になるのか。今から10月が楽しみで仕方ない。 ■ 羽州の狐 2024年10月24日(木)~27日(日) 東京都 CBGKシブゲキ!! □ スタッフ 脚本:赤澤ムック 演出:平野良 □ 出演 最上義光:安西慎太郎 伊達政宗 / 大谷吉継:松田岳 伊達成実 / 上杉景勝:木ノ本嶺浩 中野義時 / 黒田官兵衛:平野良