3連休で山岳遭難12件 5件が重傷【長野】
連休中に山岳遭難が相次ぎました。11日、北アルプス針ノ木岳で大阪府の女性(60)が滑落し、あごの骨を折るなどの重傷を負いました。 警察によりますと、11日午前9時半すぎ、北アルプス針ノ木岳で通りがかりの登山者から「女性が滑落している。姿が見えない」と110番通報がありました。滑落したのは、大阪府の女性(60)で、家族3人で登山をしていたということです。通報からおよそ1時間後の午前10時40分に県警のヘリコプターが針ノ木雪渓付近の登山道で女性を見つけ救助し、松本市内の病院へ搬送しました。女性はあごの骨を折るなどの大けがをしました。 警察によりますと、10日から12日までの3連休で山岳遭難が12件あり、このうち5件が重傷で救助されています。この時期は、比較的経験の浅い人が山に登ることが多いことから、警察は「自分のレベルに合った山を選んでほしい」と呼び掛けています。