軽油を燃料とする車を対象に重油などを混ぜた「不正軽油」が使われていないか県の職員らが路上で抜き取り調査を行いました。 　毎年、全国一斉に行われていて日置市では県の職員が警察と連携しトラックなどから燃料を抜き取り調べていました。 　ディーゼル車の燃料として使われる軽油には、１リットルあたり３２・１円の軽油引取税がかかるため、灯油や重油を混ぜた「不正軽油」は脱税にあたり大気汚染の原因にもなります。 （鹿児島地域振興局　課税課　新地　美穂子主幹） 「安くなるということで、不正軽油を使うことが増えてくるようです。今、燃料等が高騰しているようですので、いろんな所に広報している」 　県によりますと、県内では５１台調べたうち不正の疑いはなかったということです。 昨年度の「軽油引取税」の収入額はおよそ１１９億４３００万円で県の税収入全体の７．３パーセントを占めています。