ホンダ3代目「プレリュード」デビュー。先進技術満載のデートカーが若者に爆ウケ! バブル時代を象徴する名車へ【今日は何の日?4月10日】
4WSなど先進技術を採用しデートカーの代名詞となった3代目
3代目プレリュードは、デートカーの元祖と呼ばれて大ヒットした2代目の後を継いで1987年にデビュー。人気のワイド&ローのスタイリングとリトラクタブルを継承しながらも、さらに最新技術を纏いブラッシュアップされた。 なかでも最大のアピールポイントは、世界初を謳った4WS(4輪操舵)だ。ステリングの角度0~230度の状態で同位相、230度以上では逆位相に後輪が転舵し、安定性と最小回転の縮小を実現。また2.0L直4 DOHC 16Vエンジンには、電子制御燃料噴射式、可変式デュアルポート・インテークマニホールドを採用するなど、エンジンも最新技術満載だった。 大ヒットした2代目プレリュードに磨きをかけた3代目は、148.5万~214.5万円で販売。ちなみに、当時の大卒初任給は15.2万円程度(現在は、約23万円)で、単純計算では現在の価値で225万~325万円に相当する。比較的リーズナブルな価格設定もあり、2代目を凌ぐ人気を獲得した3代目は、バブル時代に生まれたデートカーを象徴するクルマとなったのだ。 プレリュードとともにデートカーの代表的なクルマと言えば、トヨタ「ソアラ」、日産「シルビア」がある。ソアラは高級感、シルビアはFRらしい走り、そしてプレリュードは華麗なスタイリングが特徴。この3台に乗れば無条件にモテた時代だった。 毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。
竹村 純
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