青森県内13酒蔵の酒かす×県産リンゴ果汁 異なる風味、味わい「楽しんで」 13種のペースト調味料開発
青森県つがる市の食品加工業「エーアジクリエイト」(小山内金弥社長)が県内酒蔵の酒かすと県産リンゴ果汁を主原料とした調味料「元祖りんご酒粕(かす)ペースト」を開発した。来月1日から県内の商業施設や道の駅などで販売する。 小山内社長によると、3年ほど前に県内の酒蔵から酒かすを使った商品を開発できないかと打診を受け、魚の「リンゴ酒かす漬け」を考案。酒かすを廃棄している酒蔵もあると聞き、少しでも酒蔵の収益につながればとの思いで、21あおもり産業総合支援センターなどの支援を受けてペーストを開発した。 県内13酒蔵の酒かすをそれぞれ使った13種類で、酒蔵ごとに異なる風味や香りが特徴。吟醸感の強いものは肉料理に合い、弱いものは魚料理に適しているほか、ラーメンや炒め物の隠し味にもお勧めという。 30日、県庁で商品を披露した小山内社長は「酒かすには健康維持に役立つ成分が多く含まれている。リンゴの甘みと酒蔵ごとに特徴がある酒かすの風味を楽しんでほしい」と話した。販売価格は626円(350グラム、税込み)。