【クイーンC】素質馬サクセスカラーが意欲の重賞挑戦へ
クイーンC サクセスカラー 久保田貴士調教師 ――1/8(月)の中山5レース(芝1600)でデビューしましたが、デビュー前の追い切り段階ではどのような印象をお持ちでしたか。 久保田調教師(以下、久):デビュー前からある程度の手応えがあった馬でした。少しテンションが高いくらいだったので、その辺りが競馬に行ってどうなのかと思っていました。 ――レースを振り返ってください。 久:田辺君が上手くおさめて乗ってくれて、良い内容で勝つことが出来ました。時計も良かったですね。 ――今回クイーンカップを選択された意図は。 久:初戦の内容も時計も良かったので、力のいる東京マイルを試してみたいと思って重賞のここへ参戦を決めました。前走後は馬の疲労度を見ながら調整してきて、特に大きなダメージもありませんし、レース間隔としてもちょうど良いかなと思います。 ――この中間の過ごし方を教えてください。 久:前走後は放牧に出さず、在厩調整で進めています。レース後1週間くらいラクをさせてから軽く乗り始めて、1/27(土)から時計を出し始めました。 ――1/31(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。 久:少し流す程度で、田辺君を乗せて感触を確かめてもらいました。競馬を使った後もテンションは変わらず、落ち着いて調整出来ています。 ――現状で先生が感じるこの馬のストロングポイントを教えてください。 久:良いスピードがありますし、追ってからもしっかり脚を伸ばしてくるところも良いですね。馬体重も470キロくらいあって、ちょうど良いくらいの体つきをしています。 ――今後の成長を期待しているところは。 久:精神的にこの時期の牝馬は不安定なところもありますからね。その辺りがしっかりしてきてくれれば、と思います。テンションは今のところそうでもありませんが、次の競馬に行ったときにどうかですね。競馬場でも落ち着きを保っていってもらいたいです。 ――レースへの意気込みをお願いします。 久:この先を占う意味でも、力のある相手と対戦することで今どのくらいの力なのか、他馬との力関係を確認出来ると思います。初戦の勝ち方から、重賞のここでも良いレースを期待しています。
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