初市、定置網損傷で低調 「ひみ寒ぶり」は1817本
●氷見魚市場、1日遅れで 氷見市の氷見魚市場は5日、今年最初の競りとなる初市を行った。地震の影響で例年より1日遅い。ブランド魚「ひみ寒ぶり」が1817本運び込まれたものの、津波で定置網が損傷した影響もあり、魚の入荷量は全体では低調だった。 氷見漁協によると、氷見市沖に19ある大型定置網の多くで損傷が見られるという。被害程度に差があるが、水揚げを見合わせた経営体もあった。 ひみ寒ぶりの今季の累計水揚げは1万7268本となった。この日は七尾市沖の定置網で水揚げされた魚が目立った。同市の経営体は漁師が被災しており、先行きに不安が出ている。氷見魚市場は未定だった9日以降も開場する見通しとなった。