ワールドチャンピオンを目指すドジャースの“キーマン”に米メディアが山本由伸を指名「小柄なヤマモトが10月まで万全の状態で投げられるか」
現地1月6日(日本時間7日)、現地スポーツメディア『CBS Sports』は「2024年MLB新年の抱負10」と題して記事を配信。今オフに大谷翔平や山本由伸などを獲得し、大補強を進めているドジャースについて記事内に言及した。 【動画】ヤンキースGMに見せつけたノーヒッター! 山本由伸の衝撃投球をチェック 今オフのドジャースはエンゼルスからFAとなっていた大谷を10年7億ドル(約1015億円)、オリックスからポスティングでメジャー移籍を目指していた山本由伸投手を12年3億2500万ドル(約460億円)、さらにはレイズとのトレードで剛腕のタイラー・グラスノー投手の獲得に成功した。現地報道ではパドレスの守護神を務め、現在はFAとなっているジョシュ・ヘイダー、今季26本塁打を記録し、現在はマリナーズからFAとなっているテオスカー・ヘルナンデスなどの獲得も目指しているという。 現地では“異次元”の大補強を進め、スターを集めているドジャースがワールドチャンピオンへの最有力候補として見られているようだ。そんなチームに『CBS Sports』はワールドチャンピオンを目指す上で必要不可欠なことを挙げた。 同メディアは「スター選手が揃い、ローテーションも安定しているドジャースは12年連続のポストシーズン進出が確実視されている」と記載。しかし、「目を細めれば、懸念点はまだ見つかる」と、いくつかの懸念点を指摘した。 「ウォーカー・ビューラーはトミー・ジョン手術からの復帰初年度で未知数だ。ボビー・ミラーとエメット・シーハンはともに若く、まだそれほどの実績はない。フランチャイズのレジェンドであるクレイトン・カーショーはFAとなっており、残留したとしても(左肩手術の影響で)少なくとも夏までは投げることはないだろう」と指摘。先発陣の補強を進めているものの、ローテーションに不安があると綴った。 そんな中、同メディアは今季から加入する山本由伸をキーマンに指名。「(24年シーズンは)間違いなく真のリングを追加する最高のチャンスだ。そのためには先発ローテーションの投手たちが10月まで戦える状態であることが必要だ。小柄なヤマモトはMLB先発投手のスケジュールに一度も触れていないことは、小さな懸念材料だ」と指摘した。ルーキーイヤーではあるが、チームではフルシーズンでエース級の活躍が求められそうだ。 MLB屈指の“スター軍団”は24年シーズン、ワールドチャンピオンに輝くことができるか。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]