「立体感があってきれい」 新紙幣の発行、朝から銀行に多くの人
20年ぶりの新紙幣の発行が3日、始まった。新しい1万円札の肖像画となった実業家、渋沢栄一の出身地である埼玉県では、新紙幣をいち早く手にしようと、朝から銀行に多くの人が詰めかけた。 【写真】新紙幣を手にした男性=2024年7月3日午前10時9分、さいたま市浦和区、内田光撮影 「まもなく両替を開始致します」 午前10時過ぎ、さいたま市の埼玉りそな銀行さいたま営業部のATMや窓口で両替が始まった。 ■午前7時半から並んで 銀行の前で、午前7時半から並んでいたというさいたま市の大学生の男性(22)が1番目にATMで両替をした。 手にしたのは、1万円札2枚、5千円札2枚、1千円札6枚。紙幣を斜めに傾け、肖像の顔が左右に向きを変えたり、横顔になったりする3Dホログラムに「立体感があって、とてもきれいです」。
朝日新聞社