失点数よりクリーンシート数の方が多い!? 伊挑戦1年目から驚異の数字を残すインテルGKゾマー
ここまでクリーンシート数は「21」
今季からインテルでプレイするスイス代表GKヤン・ゾマーが、イタリア挑戦1年目から素晴らしいパフォーマンスを見せている。 長年ボルシアMGの正守護神として活躍し、昨季後半戦はバイエルンでマヌエル・ノイアーの代役を務め上げた現在35歳のゾマー。バイエルンとの契約は残されていたが、今季から戦いの舞台をイタリアへ移し、スクデットの奪還を目指すインテルのゴールマウスを任されることとなった。 すると、豊富な経験を活かしてすぐさまチームにフィット。開幕戦から3試合連続でクリーンシートを達成するなど、現在首位を走るチームの躍進に一役買っている。また、チャンピオンズリーグでも安定したパフォーマンスを見せており、グループステージでは無敗突破に、アトレティコ・マドリードとのラウンド16・1stレグでも完封勝利に貢献している。 そして驚きなのが、ここまで残しているゾマーの圧倒的なデータだ。今季公式戦32試合に出場しているのだが、失点数が「14」に対してクリーンシート数がなんと「21」。ゴールネットを揺らされた回数よりも、完封した試合数の方が多いのだ。その結果、ゾマーが出場した試合で今季インテルが黒星を喫したのは、わずかに1つ(セリエA第6節サッスオーロ戦)となっている。 もちろん、この鉄壁を誇るインテルの守備はDF陣による奮闘もあってこそだろう。ただ、ゾマーはシーズン開幕前に不安視されていた前守護神アンドレ・オナナの退団による影響を見事に払拭してみせた。今後の活躍にも注目が集まる。
構成/ザ・ワールド編集部