クラーク仙台女子野球部に12人入部…夏の選手権で女王の座奪回目指す
クラーク仙台高(宮城)の入学式が10日、仙台市の福祉プラザで行われた。昨年のユース大会で東北勢女子初優勝を果たした女子硬式野球部には、地元の宮城デイジーズで全国準V投手となった伊藤結月や、二松学舎大付(東京)でプロ注目の片井海斗内野手(3年)の妹である凪海(ななみ)ら新入生12人が入部した。 新入生代表であいさつした伊藤は「緊張したけれど、自分の気持ちを込められた」と納得の表情。投手、捕手、内野手をこなすオールマイティーな選手で「中学で準優勝の悔しさを味わったので高校では日本一になりたい」と力強く宣言した。 埼玉出身の片井は「明るくて楽しい野球で日本一になった姿を見ていた」と地元を離れて入学。初の寮生活にも「先輩たちとも仲良くなって楽しい」と目を輝かせる。高校通算40発超えの兄に負けじと「自分もパワーがある」と長距離砲として活躍を誓う。目指すは「兄よりも先に日本一」。昨年のユース大会は女子として初の「白河の関越え」を果たすも、今春の選抜大会は3回戦敗退。頼もしい新入生が入り、勢いを増したチームは夏の選手権で女王の座を取り戻しに行く。(秋元 萌佳)
報知新聞社