【転職】「夏のボーナスが少なすぎて話になりません。年収アップするにはどうすればいいですか?」日本の平均年収はいくら?年収アップのために押さえておきたいポイント3つ
日本の平均年収は正社員・非正規込みで「458万円」
令和4年の国税庁による「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、日本の平均年収は「458万円」でした。 ただし、これは非正規雇用者の年収も含まれた数値です。 正社員と非正規雇用者に分けると以下の通りとなります。 ・正社員:523万3000円 ・非正規社員:200万5000円 全体の平均年収については、長期間400万円台で推移しており、ゆるやかなペースで上昇しています。 なお、こちらの調査では男女別の内訳も公表しており、男性が「563万3000円」、女性が「313万7000円」となっています。 両者の差は249万6000円となっており、平成26年時点の「248万8000円(男性522万6000円、女性273万8000円)」から性別による差はそれほど変化していません。 なお、日本の平均年収は事業規模や年齢によっても異なります。 次章からは、事業規模別の平均年収を見てみましょう。
事業規模別の平均年収
事業規模別の平均年収は次の通りです。 ・事業規模30~99人:423万円 ・事業規模500~999人:480万円 ・事業規模5000人:538万円 やはり、事業規模が大きくなるほど平均年収は増えていきます。 5000人を超える大企業となると、非正規を含めても平均500万円超となり、大企業で勤務することは大きなアドバンテージといえそうです。 次章は、年齢別で平均年収を確認してみましょう。
年齢別の平均年収
ここからは年齢による平均年収の違いも確認します。年齢階層別かつ男女別の平均年収は次のとおりです。 基本的には年齢を増すごとに収入が増えていく傾向にありますが、50歳代後半がピークで60歳代からは下降します。 60歳は役職定年を迎える人も多く、収入が下がった結果を反映したものと考えられます。 こちらも男女別でみてみると、男性は50歳代後半まで上昇傾向にあり、最高で「700万円台」に到達します。 これに対して女性は上昇カーブが見られません。女性は育児や介護などで機動的に働き方を変えるため、収入が増えにくくなっているのではないかと考えられます。 次章では業種別の平均年収をみていきます。