センバツ甲子園 開会式 長崎日大、海星 2校、きびきび行進 「いざ」選手らスイッチオン /長崎
18日に開幕した第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)。新型コロナウイルス禍のため2020年以降、大会中止や開会式の縮小が続いたが、今回の開会式は出場36校の選手が甲子園球場に4年ぶりに勢ぞろいした。長崎県史上初となる2校同時出場した長崎日大と海星のナインもきびきびとした行進を見せた。【高橋広之、松本美緒】 ◇長崎日大 長崎日大は2年連続の出場だが、昨年の大会は入場行進がなかった。校名が入った選抜旗を持ち、先頭に立った平尾大和主将(3年)は「学校の代表としてきびきびと動こうとチームメートに話していた。初戦が近づいてきたが、自分もチームも緊張感よりも楽しむという思いが大きい」と明るい声で話した。一塁側の内野スタンドから行進を見守った平山清一郎監督(43)は「堂々と選手たちは行進していた。『いよいよ始まるな』という気持ちです」と語った。 ◇海星 海星の田川一心主将(3年)は「主将として選抜旗を持って行進できたことは誇りに思う。選手たちは開会式で高揚している様子が見られたが、あくまでも試合に勝つために甲子園に来ている。しっかりと切り替えて初戦に向け全員で準備をしていく」と力強く話した。加藤慶二監督(48)は「改めて、選手らが甲子園に連れてきてくれたことに感謝している。早く試合がしたいというスイッチが開会式で入った。緊張を力に変えて初戦に全力で挑みたい」と語った。 〔長崎版〕