大坂なおみ「戦略的なプレーができたら」と1年7ヵ月ぶりに有明に登場。初日には過去1勝3敗の世界50位と対戦【テニス】
大坂なおみ「この環境の中でテニスをすることができるのはエキサイティング」
4月12~13日に開催される女子国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ BY ゲインブリッジ・ファイナル予選 日本対カザフスタン」(東京・有明コロシアム)のドロー抽選式が11日に行われ、4年2ヵ月ぶりに代表に選ばれた大坂なおみ(フリー/世界ランク193位)は、「この環境の中でテニスをすることができるのはエキサイティングだし楽しみ」と語った。 【動画】大坂なおみがBJK杯で放ったベストショット集 昨年11月に行われたプレーオフでコロンビアを3勝2敗で下し、ファイナル予選に駒を進めた日本は、11月にスペイン・セビリアで行われるファイナル進出をかけてカザフスタンと対戦する。 その一戦に2020年2月のスペイン戦以来、4年2ヵ月ぶりとなる代表戦に大坂が登場する。昨年7月の出産後、復帰への道のりを歩み始め、今季ツアー開幕戦から出場。数大会は序盤で敗れたものの、徐々に元世界ランク1位の実力を発揮し、世界ランク10位台の選手からも白星を挙げている。 「とてもタフな試合になると思うけど、みんなでこの環境の中でテニスをすることができるのはエキサイティングだし楽しみ」と久しぶりの代表戦を楽しみにする大坂は、初日にユリア・プチンツェワ(同50位)と対戦する。 過去1勝3敗と負け越している相手で、今回が約4年半ぶりの対戦。「ユリアとは数回プレーしたことがあるけど、すごく彼女を理解しているかというとそうでもない。杉山監督や他の選手から教えてもらいたい」と周囲のサポートを受けて試合に臨みたいとした。 東京・有明でのプレーは、2022年9月の「東レ パン パシフィック オープン」以来、約1年7ヵ月ぶり。「(男子世界ランク40位のガエル)モンフィスのようなエキサイティングなタイプのプレーをするわけでもなく、若い頃やっていたクレイジーなショットというのは出さない」とし、「最近はもっと戦略的なプレーができたらと思っている。(日本のファンには)そういったところを見ていただければ」と新たな一面を披露したいと語った。 これまで国別対抗戦でシングルス7試合を戦い、5勝2敗という戦績を収めている大坂。久しぶりの有明でどのようなプレーを見せてくれるだろうか。 <対戦カード> ・第1日 第1試合:日比野菜緒 vs. アンナ・ダニリナ 第2試合:大坂なおみ vs. ユリア・プチンツェワ ・第2日 第3試合:日比野菜緒 vs. ユリア・プチンツェワ 第4試合:大坂なおみ vs. アンナ・ダニリナ 第5試合:柴原瑛菜/青山修子 vs. アンナ・ダニリナ/ジベク・クランバエワ ※ルールにより第2日は試合数ならびに試合形式が変更となる場合がある <日本代表メンバー> 日比野菜緒(ブラス/単:79位、複:164位) 本玉真唯(安藤証券/単:119位、複:139位) 大坂なおみ(フリー/単:193位、複:―) 柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス/単:351位、複:21位) 青山修子(近藤乳業/単:―、複:20位) 監督:杉山愛 <カザフスタン代表メンバー> ユリア・プチンツェワ(単:50位、複:364位) ジベク・クランバエワ(単:483位、複:142位) アルジャン・サガンジコワ(単:804位、複:925位) アンナ・ダニリナ(単:939位、複:54位) ザリナ・ディアス(単:―、複:―) 監督:ユーリ・シュキン
Tennis Classic 編集部