柔軟性と安定感の23歳、樋口新葉が3位に食い込む「もう一段階得点も結果も上げる」
フィギュアスケート・全日本選手権最終日(22日・大阪東和薬品ラクタブドーム)――女子フリーは、ショートプログラム(SP)首位の坂本花織(シスメックス)が149・76点で1位となり、合計228・68点で4年連続5度目の優勝を果たした。4連覇は2014~17年の宮原知子さん以来。SP2位で16歳の島田麻央(木下グループ)が、合計219・00点で2位。SP4位の樋口新葉(ノエビア)が3位に入った。4位は千葉百音(木下アカデミー)、5位は松生理乃(中京大)。 【写真】ペアで優勝した三浦璃来(上)、木原龍一組のフリーの演技
樋口は3回転を予定したサルコーが2回転になるミスがあったが、その他のジャンプは大きなミスなく着氷し、3位に食い込んだ。休養から復帰2季目。全日本の表彰台を目標に掲げた今季は、スケートアメリカでグランプリ(GP)シリーズ初優勝。ファイナルも4位と着実に階段を上がってきた。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を武器に22年北京五輪に出場した23歳。柔軟性と安定感で再び存在感を増し、「ここからもう一段階、得点も結果も上げていきたい」。