屋外サウナ、ととのってます 周防大島町の宿泊施設で次々導入 眺望や外気浴も好評、設営体験も
山口県周防大島町で屋外サウナを取り入れる宿泊施設が相次いでいる。海水浴のオフシーズン対策や体験型観光の一つとして導入し、利用客の呼び込みを目指している。 【画像】セトノウツツのバレルサウナと海の家福太郎のテントサウナ【地図】3宿泊施設の位置 片添ケ浜のホテル「マリッサリゾート サザンセト周防大島」はサウナブームに目を付け、耐熱性のテントを使ったテントサウナを昨年10月に始めた。屋外でリフレッシュしてもらおうと、海に面したプールサイドに設置し、3月末までの期間限定。 4人まで利用でき、料金は5千円(2人目から1人当たり4千円を追加)。サウナの後、プールに漬かって休むこともできる。日帰りでの利用も可能。野村真梨子チームリーダーは「非日常を味わってほしい」と話す。 近くのホテル「セトノウツツ」は2022年8月の開業当初から、4人用の木製たる型のバレルサウナ2棟を備える。2階のデッキスペースにあり、瀬戸内海の絶景を眺めながら水風呂や外気浴も楽しめて好評という。 開業したマリモホールディングス(広島市)がホテルの魅力の一つとして導入した。宿泊者は無料で午後11時まで利用でき、満天の星も楽しめる。木村佳奈恵チーフは「サウナが気に入り、宿泊のリピーターもいる」と言う。 西三蒲のゲストハウス「海の家福太郎」は昨年11月、体験型観光の一つとしてテントサウナを始めた。まきで温度を調節するテントサウナ一式を宿泊者に2200円(まき代は別)で貸し出し、敷地で設営して楽しんでもらう。設営のノウハウを学べるため、サウナ好きだけでなく一般客にも都会では味わえない体験として喜ばれているという。
中国新聞社