食堂車移設に再挑戦 小松・北国鉄道管理局、資金集め開始
鉄道愛好者でつくる「北国(きたぐに)鉄道管理局」(小松市)は13日、国鉄時代に北陸線などを走った特急「白鳥」の食堂車を盛岡市から小松市に移設するための資金集めを再開した。2~5月にネット上で寄付を募るクラウドファンディングで464万円を集めたものの、目標に届かず全額返金しており、ゼロからの再挑戦となった。 前回は、食堂車の陸送や仮置き場の整地などの費用として目標1500万円を掲げていた。今回は、移設費用の半額を確保しようと目標を500万円とした。寄附の受付期間は来年1月31日まで。 移設を目指すのは、現存する「485系食堂車」最後の1両だという。北国鉄道管理局の岩谷淳平代表理事は「所有者や、かつて車両製造に関わった人、食堂車で働いた人などから、あきらめないで、と激励をいただいた」と意欲を示した。