バレー清水邦広 大けがから1年ぶりに復帰「純粋に嬉しかった」
「まずはスタメンの座を勝ち取ることが第一の目標」
変わらない清水らしいプレーも見せた。第2セットには経験あるプレーで少し乱れたトスを利き手ではない右手で押し込み、サービスエースも決めた。4セット目まで毎回2ローテだけの出場ながら4本スパイクを打ち3本決めサーブと合わせ4得点。さすがの存在感。ファンも嬉しそうに拍手と大歓声を送り、復帰を祝った。 パナソニックは現在レギュラーラウンド首位。目指すのはやはり新リーグ王者、連覇だ。優勝に向け大事になるファイナル6、ファイナルの決戦を前に清水が復帰したことはチームにとって心強い朗報。 「僕自身も思いがありましたし、清水が復帰して4月まで一緒に戦えるのは嬉しいです。ファイナル6、ファイナルに向けてチームの力になる存在。もちろん戦力です。清水がコートに入ることによって雰囲気も変わるし、チームがいいムードになる。また同じポジションの大竹や今村(貴彦)にとってもいい発奮材料になる」と川村慎二監督。 もちろん清水自身も照準を合わせている。 「(ファイナルに向けて)まずはスタメンの座を勝ち取ることが第一の目標。試合に出る中で戦力になれるように、もっともっとコンディションを上げていいプレーができるようにしていきたい。そうしたら完全復活になる。頑張ります」と力強く言い切った。