全日本大学女子駅伝に向けて壮行会を行った拓大女子陸上部。左から門脇奈穂、新井沙希、池主茉弥、岩崎麻知子、赤羽真衣佳、位田明優、三宅優姫、磯崎あゆみ、鬼柳礼夢

全日本大学女子駅伝が27日、宮城・仙台市の弘進ゴムアスリートパーク仙台発着の6区間38.0キロで行われる。拓大女子陸上部は21日、東京・八王子国際キャンパスで壮行会を行い、7年連続7度目の杜の都に向けて意気込んだ。 拓大は21年が過去最高の3位、22年が5位、23年が12位。壮行会に出席した五十嵐利治監督は「昨年は12位でシードを取れなかったが優勝を目指してやってきた。今年のチーム力は過去最高。先月の関東大学女子駅伝では1年生を重要区間に配置して全日本の出場権を獲得し、チームの底上げができた」と胸を張り、1万メートルで日本歴代3位の記録（30分45秒21）を持つ不破聖衣来（4年）をエース区間の5区（9.2キロ）に配置することを明言した。不破はこの日、最終調整のため欠席したが、五十嵐監督は「順調で、故障なくできている」と太鼓判を押した。 不破は1、2年時に最長区間の5区を担当。1年時には28分0秒の区間記録を樹立し、2年時も区間賞を獲得した。2022年10月の全日本大学女子駅伝の後、故障で長期間レースから離れたが、今年4月の記録会で復帰し、5月の関東学生対校選手権（関東インカレ）の女子1万メートルでは33分40秒20の9位。9月の日本学生対校選手権（日本インカレ）では33分12秒79で7位と着実に歩みを進め、来年の世界選手権（東京）の女子1万メートルでの代表入りを目指している。