【ボートレース・桧村賢一コラム 舟券即戦力】旬レーサー 魚谷香織(福岡・38歳)
まくりが多いときは好調サイン
出身は山口県光市です。岩崎芳美が徳山で開催されたレディースチャンピオンで優勝するシーンを自宅のテレビで見て、ボートの選手になることを決めました。ハンドボールの有名校でハンドボール一筋でやってきました。プロスポーツの世界に入ることにまったく抵抗はなかったそうです。 当時は選手持ちプロペラの時代で、師匠は原田篤志です。デビュー2節目で初勝利を挙げ、女子の中ではモーター出しのできる選手でした。青木幸太郎と結婚してから福岡支部に移り、結婚、出産で何度かレースから遠ざかりましたが、復帰すれば以前と同じように活躍しています。モーター出しの技術が活きているからです。 好調かどうかの判断は、まくりで勝つ回数でわかります。最近はまくりで勝つシーンが減っており、着順は1着よりも2、3着の方が多めです。まだ本調子に戻っていないということでしょう。
福岡開催のレディースチャンピオンへ向けて頑張る
「去年の末までは良い流れで走れて、クイーンズクライマックスシリーズも優勝戦に乗れて、良い形で1年を終えられたと思ったんですけど、新年初戦の宮島があまり良くなくて。乗れてるわけではないし、プロペラもあまり合っていない感じで試行錯誤してました。A1級に復帰できたけど、そういう意味ではリズムが良いわけではないですかね。 以前の地元の山口ですし、下関はどちらかといえば好きなレース場です。水面的にも調整的にも悪いイメージはないですよ。ナイターに変わってからも特にどうこうっていうのはないですね。それよりも今回は弟子の小池礼乃選手が復帰戦なんです。一緒に斡旋が入れればなあと思っていたから良かった。凄く嬉しい。気持ちも違いますね。頑張りたいですね。 今年は8月に福岡でレディースチャンピオンがあるので、そこに向かって頑張っています。ひとまずはそこが最初の大きな目標ですね」。 (マンスリーBOATRACEより抜粋) ●1着決まり手(過去6ヵ月) ・逃げ…10回 ・まくり…4回 ・まくり差し…1回 ・差し…2回 ・抜き…4回 ※出場予定…下関・ヴィーナスS=3月12~17日
マクール