1月29日から「長崎ランタンフェスティバル」 パレード、今年の皇帝役はルー大柴さん
中国の旧正月を祝して長崎市中心部で開催される「長崎ランタンフェスティバル」の実行委員会は14日、祭りの概要を発表した。29日から2月12日までの日程で行われ、中国衣装を身にまとった100人が練り歩く「皇帝パレード」にはタレントのルー大柴さん(71)が出演する。物価高のため、恒例となった干支(えと)を題材にしたオブジェの制作は見送った。 【写真】皇后役を務める田中明日実さん 祭りは、長崎新地中華街の華僑らによる春節祭が前身。1994年から長崎市が実行委に参画して規模を拡大し、30回目を数える。1万5千個のランタンが優雅に街を彩る。 皇帝パレードは皇帝や皇后、民衆が一体となって新年を祝う様子を表現する。2月1日と8日に予定されており、1日の皇帝役はルー大柴さん、皇后役に佐世保市出身で俳優やリポーターとして活動する田中明日実さん(26)が選ばれた。 メイン会場となる中華街近くの湊公園や中央公園(長崎市賑町)の特設会場では二胡(にこ)の演奏や龍踊りが披露される。中央公園では、人気アニメ「ポケットモンスター」のキャラクターで、県の地域応援マスコットでもある「デンリュウ」との写真撮影会がある。中華街付近で、中国風の王朝を舞台にしたテレビアニメ「薬屋のひとりごと」のコラボグッズが販売される。 実行委の張仁春幹事長は記者会見で「温かなランタンの光だけでなく、アニメとのコラボなど多様な切り口で楽しんでほしい」と語った。 (竹添そら)