会談する熊氏（左側手前から２人目）と鴨田市長（右側手前から３人目）＝舞鶴市浜・ホテルベルマーレ

　中国・大連市の代表団が7、8の両日、友好都市の関係にある京都府舞鶴市を訪れた。両市トップの会談では、良好な関係が確認されるとともに、大連市側から定期航路の再開検討について言及があった。 【地図】日本海に面している京都府舞鶴市の位置 　代表団は大連市トップの熊茂平（ゆうもへい）・中国共産党市委員会書記（57）ら13人で、同書記の舞鶴訪問は23年ぶりとなる。 　7日夜には、ホテルベルマーレ（舞鶴市浜）で鴨田秋津市長と熊氏が会談。鴨田市長は、7月の大連市少年使節団の訪問に触れ「国際交流に感謝の意を表したい」と伝えた。 　熊氏は5月にあった舞鶴市代表団の訪問について「私と鴨田市長との間で観光や人材派遣など幅広い分野で意見交流をした」と振り返った。 　経済関連では、新型コロナウイルス禍で2021年以降休止している舞鶴―大連間のコンテナ船定期航路が話題になった。熊氏は「すぐに再開の可能性を検討したい。クルーズ船の交流も実現できれば」と述べた。 　最後に記念品を交換し、会談終了後には歓迎会が開かれた。 　両市は1982年に友好都市を提携して以来、青少年の交流や貿易振興の取り組みなどを中心に交流を続けている。