新聞を活用した教育推進 福島民報社と矢祭町が連携協力協定 地域の未来を切り開く人材育成
福島県の福島民報社と矢祭町は17日、地域の未来を切り開く人材育成を推進するため連携協力協定を締結した。町の教育分野でさまざまな取り組みを支える。福島民報社が教育分野で自治体と連携協力協定を結ぶのは初めて。 協定の締結式は町役場で行われた。佐川正一郎町長と福島民報社の芳見弘一社長が協定書に署名した。佐川町長は「デジタル社会の中でも新聞から得るものは大きい。新聞を活用した教育を推進できることをうれしく思う」、芳見社長は「矢祭町とタッグを組めたことは力強く、心強く感じている。(協定に基づき)全力で取り組む」とあいさつした。 町から菊池篤志町教育長、藤井健一郎教育長職務代理者、鈴木秀典、下重淳子の両教育委員、福島民報社から安斎康史取締役編集局長、古川雄二地域づくり局長が出席した。 今後、新聞を生かした教育や教育研究のための新聞記事情報の活用などを支援する他、地域課題に関する共同調査や研究も展開する。町内の小中学校で新聞を活用した出前授業を積極的に実施する。