大谷翔平、シーズン折り返しで自己ベストの48発32盗塁ペース!メジャー史上で誰もいない「50-30」も視野
◇25日(日本時間26日)MLB ホワイトソックス3―4ドジャース(シカゴ) ドジャースの大谷翔平選手(29)は、敵地のホワイトソックス戦で24号の先頭打者アーチと決勝の右前タイムリーヒットをマークし、4打数2安打、2打点だった。「9試合連続打点」は69年ぶりの球団タイ記録。 ドジャースはシーズンちょうど折り返し地点の81試合を消化した。大谷自身はメジャートップの打率3割2分に加え、24本塁打はナ・リーグ2位のオズナ(ブレーブス)に3本差をつけてトップ。さらに長打率・634、OPS1・032、47長打、63得点、「12・88打数に1本塁打」もリーグトップだ。 また、セイバーメトリクスでもリーグトップはWAR(代替可能な選手に比べ、何勝を上積みできたかを示す評価指標)4・3、wRC+(リーグ平均を100で換算した得点創出力)185、バレル率13・1%などが並ぶ。「バレル」は80%以上の確率で長打が見込まれる「打球初速98マイル(約158キロ)以上」と「射出角度25度前後」の組み合わせ。 さらに、いずれも自己ベストのシーズン48本塁打、120打点、32盗塁ペース。過去に11人がのべ13度マークした「40本塁打―30盗塁」のみならず、メジャー史上で誰も達成していない「50本塁打―30盗塁」も視野に入る。 ドジャースは50勝(31敗)目を挙げ、ジャスト100勝ペース。地区2位のパドレスに8・5ゲーム差をつけて独走している。大谷は昨年12月のドジャース入団会見で「あと何年現役選手でいられるかは分からないが、だからこそ勝つことを最優先にしている」と明言した。昨季まで在籍したエンゼルスでの6年間はシーズン勝ち越しが一度もなく、22年のア西地区3位を除けば5年間で4位の『万年Bクラス』。シーズン折り返し時点だと昨季の44勝が最高で、それ以外の年は37~41勝(シーズン60試合だった20年は9勝)だったため、大谷にとってチーム50勝で後半戦に突入するのは初となる。 ドジャースは「シーズン100勝」の常連で、シーズン60試合だった20年を除くと、昨年まで4季連続で達成している。(写真はAP)
中日スポーツ