北海道釧路市に…鳥取出身の新首相と深~い“縁” 地方創成に期待…総選挙近い?“石破丸”船出
STVニュース北海道
自民党の石破総裁は10月1日に召集された臨時国会で、第102代の内閣総理大臣に選ばれました。 北海道民からは石破首相に期待の声が聞かれています。 (額賀福志郎 衆議院議長)「本院において内閣総理大臣に指名することに決まりました」 先ほど開かれた衆参両院の本会議で、第102代内閣総理大臣に選ばれた自民党の石破総裁。 これまで防衛大臣や農林水産大臣を歴任し、党の幹事長など要職を務めてきました。 自衛隊のマチ・千歳市では、安全保障政策に期待する声が聞かれました。 (千歳市民)「自衛官のマチだし市民としてはほっとした」 (千歳市民)「日本を守ってくれるように千歳も自衛隊がいっぱいあるので千歳市民は期待している人が多い」 鳥取県出身の石破首相ですが、その「鳥取」とゆかりのある地域が北海道にありました。 信号機の標識や街角の看板。 あちらこちらに「鳥取」の文字があるのは、釧路市の鳥取地区です。 明治時代に鳥取県の士族らが入植したのが名前の由来で、石破総理の父・二朗さんが揮ごうした記念碑も残されています。 その歴史を物語るのが鳥取地区の中心にある鳥取神社です。 (木下正明宮司)「ここは鳥取県士族105戸513人が移住したときに持ってこられたものとかを収集しているところなんです」 鳥取の人たちが移住した当時の貴重な資料がいまも残されています。 石破首相もこの神社を訪れ、故郷・鳥取と北海道のつながりを再認識していたといいます。 (木下正明宮司)「昔の写真ってなかなかないので石破さんも見られて、俺もこれ見たことないって感激していた」 石破首相と10年以上交流を続けてきた、釧路市で不動産賃貸会社を経営する佐藤尚彦さんです。 地方創生の取り組みを加速させ、釧路を元気にしてほしいと期待を寄せます。 (サトービル 佐藤尚彦社長)「地方にはいろんなものがあるわけですから、そこにクローズアップしてくれる総裁はいままでいなかった。石破さんが一番理解している。理解して実行してくれるという期待はある」 一方で、石破首相はすでに衆議院解散の意向を表明していて、10月27日投開票の総選挙に向けて一気に走り出すことになります。