【KITACO虎の巻】最終回:グロムにボアアップキットを組み付けてみよう!手順詳細解説 【補機類の組み付け】
初期型ホンダ・グロム125(2013~2017年)に、キタコの「164ccNEOボアアップKIT」を取り付ける手順を解説する連載の第7回目。前回まででキット本体の組み込みは終了しているので、今回補機類を組み付けて完成させる。各部に配線をつなげていく必要があるが、配線類は全てカプラーで接続するようになっているので迷うことはないはずだ。スロットルボディ周りのパーツを組み付ける際は、インジェクター部やシリンダーヘッド内にゴミやホコリなどか入らないように注意が必要だ。 【画像】詳しい作業工程をギャラリーで見る(60枚) 文/Webikeプラス KITACO
油温センサーの配線
シリンダーヘッドに取り付けられた油温センサーに配線をつなげる。この配線はカプラー接続になっているので、カプラーをひとつつなぐだけだ。配線に取り付けられたクリップをガードプレートセットして、遊ばないように固定するのも忘れずに。
オイルキャッチタンクの組み付け
オイルキャッチタンクは本体をクランクケースに固定したら、ホースを専用のオイルフィラーキャップから出ているジョイントに接続する。このホースはホースクリップで留めるようになっているので、忘れないようにクリップの位置をずらして留めておくこと。
マフラーの組み付け
取り付けるKITACOのGPRマフラーは、エキゾーストパイプがフロントとリアに分かれる分割タイプになっている。フロントエキゾーストパイプを先に仮組みし、リアエキゾーストパイプを組み合わせてから本締めすることになる。また、エキゾーストパイプの接続部は、スプリングで固定するようになっている。
O2センサーとプラグキャップの組み付け
O2センサーとプラグキャップは、どちらもシリンダーヘッドの右側に取り付けられる。基本的には差し込むだけで作業は終了するのだが、しっかりと差し込んでおかないと走行中に振動で外れることがあるので、クリック感を感じるところまで差し込むこと。
スロットルボディの組み付け
スロットルボディを組み込む際は、ゴミやホコリなどに注意が必要だ。とくにインジェクターは先端に細かいホコリが付着しただけで、正常に稼働しなくなってしまうことがある。できれば作業前に各部をブロワーなどで清掃し、分解時にシリンダーヘッドのインテークポートに貼った保護テープは組み付け作業直前に剥がすようにした。
スロットルワイヤーの組み付け
最後にスロットルワイヤーを取り付ける。撮影車両の諸事情により引き1本のみ組み付けているが、スロットルワイヤーは引きと戻しの2本を組み付ける。スロットルワイヤーを組み付けたら、エンジンを始動して各部が正常に作動していることを確認する。問題なければ「164ccNEOボアアップKIT」の組み込みは終了だ。
キタコ