すごろくで地方鉄道 楽しんで 富山の若者「テツダイブ」結成、4月6日初イベント
富山県内の20代の3人が、鉄道を軸にしたまちづくりを目指す団体「テツダイブ」を立ち上げた。活動の第1弾として4月6日に、富山地方鉄道の路線をすごろくに見立てて周遊するイベント「ちてつすごろく」を開く。メンバーは「新たな富山の良さを発見してほしい」とPRする。 テツダイブは、県職員の浜屋佑弥さん(25)=上市町、河合武さん(26)=砺波市、坂下秀明さん(25)=富山市=が発足させた。3人は通勤などで富山地方鉄道やJR城端線、あいの風とやま鉄道を利用する。公民連携事業開発を支援する社会人スクールの受講を機に、鉄道を生かしたまちづくりに主体的に携わりたいと思い立った。 人気ゲーム「桃太郎電鉄」をモデルにした鉄道イベントを実施した山口大の学生から話を聞いたり、実際に富山地鉄の各駅を巡ったりして、「リアルすごろく」として今回のイベントを計画した。 当日は富山地鉄の稲荷町駅を発着点に、チーム対抗で1日かけて電車を乗り継ぎながらゴールを目指す。乗降対象は計21駅で、サイコロを振りながら出た目の数だけ進む。各駅ではミッションを用意。クリアしたり観光地を巡ったりして得たポイント数を競う。富山大都市デザイン学部の学生が運営協力する。
河合さんは「富山では車を使う人が多いので、この日は電車に乗り、新たな発見をしてほしい」、浜屋さんは「偶然の出合いを楽しんでほしい」と話した。 30日まで応募を受け付けている。参加費は「1日フリーきっぷ」込みで大人3600円、小人2千円。インスタグラムの公式アカウントにある応募フォームから受け付けている。北日本新聞社後援。