600万本無料配布後でも70万本が売れた―心霊バズ動画撮影ゲーム『Content Warning』異例のヒットについて海外メディアに開発者語る
「ゲームを600万本無料配布した後に、有料でも売れ続けて70万本に達した」―そんなマルチプレイバズ狙い幽霊動画撮影ゲーム『Content Warning』について、海外メディアPC Gamerが同ゲームの現状を報じています。 【画像全5枚】 無料配布終了後の1日で10万本を突破――そして売れ続ける 『Content Warning』は日本時間2024年4月2日(海外では4月1日)にサプライズで24時間無料配布された、顔文字を頭部に張り付けた謎の全身タイツ人間たちが心霊動画を撮影しにマルチプレイで危険な場所に向かい、撮影した動画を動画サイトにアップロードして再生数のバズりを狙う……という、風変わりなホラーゲームです。 24時間の無料配布期間中には600万本以上がダウンロードされました。PC Gamerの取材に対し、本作のパブリッシャーLandfall PublishingのCEOであるWilhelm Nylund氏はこのダウンロード数について「これまでに経験したことのない反応でした」「『Content Warning』は我々のこれまで同様の小規模なプロジェクトに比べてより大きくなる可能性が高いと感じていましたが、それがそんなに早く起きるとは思っていませんでした」と語っています。 24時間で600万本も無料ダウンロードされたとなると、これ以降誰も有料で購入してダウンロードしなくなるのではないか……チーム全員がそんな思いを感じたといいます。しかしそんな思いとは裏腹に、無料ダウンロード終了後の1日でなんと10万本、その翌日には12.5万本をも売り上げました。2024年4月12日現在でも『Content Warning』はSteamの「全世界売上上位」で依然上位に位置しており、時には『Call of Duty』『Destiny』『Apex Legends』といった名だたるゲームたちを抑えていることもあります。 『Content Warning』にはプレイ動画の出力機能があり、本作のリリース後、間もなくしてTikTok・YouTube・X(旧Twitter)・TwitchといったSNSには『Content Warning』のプレイ動画の切り抜きが殺到しました。「ある日目が覚めると、人々は突然新しいゲームの大量の映像を目にすることになりました。それが"ああ、これは注目されているゲームなんだ"という認識を大いに生み出したのだと思います」とNylund氏は語っています。 こうしてリリースから1週間で70万本の売り上げを達した『Content Warning』ですが、「我々は最初の2週間で100万本の売り上げを達成できれば本当に素晴らしいだろうと祈っている」とNylund氏は述べました。Landfall Publishingはさらなるアップデートで『Content Warning』をサポートしていく予定です。 『Content Warning』は、PC(Steam)で920円で配信中です。
Game*Spark ずんこ。
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