「遠出もしにくくなってしまう…」灯油・ガソリン 約5円/1L値上がり 駆け込み需要も
HTB北海道ニュース
政府の補助金削減により今週19日木曜日から灯油やガソリンが値上がりします。すでに駆け込み需要が始まっています。 段木涼太アナウンサー) 「灯油配達業者が朝早くから住宅街を駆け回っていています。給油の最中にも注文の電話が鳴り止まないと言うことです」。 冬の暮らしに欠かせない灯油。19日からの値上がりを前に、配達の予約が殺到しています。 配達員) 「いやめちゃくちゃ忙しいですよ。今2台のローリーで80件、うまくいけば100件ほど回るんですけど、早朝は6時からスタートで、大体午後5時半には真っ暗なので」。 札幌市中央区のこちらの配達業者には、最近は毎日30件以上、灯油の価格などについて電話での問い合わせが来ているそうです。 石油情報センターが11日に発表した道内の配達灯油価格は1リットルあたり121.8円。これが政府の補助金削減により、今週19日にはおよそ5円、来月16日にはさらにおよそ5円の値上がりが見込まれています。 客) 「(灯油は)絶対に使うものなので、その辺はもうあきらめてるかなっていう、感情はあります」。 「月1500~2000円ぐらいは上がってても半年ぐらい閉じこもりの生活だから、結構数万円になるので、家計の負担は大きくなりますよね。」。 本田燃料電器社長) 「毎年この年末時期っていうのは忙しいんですけども、今年は特に、補助金カットっていう話があるので、慌てて連絡が来るっていうことで、電話が今パンク状態にはなってますね。」。 値上がりするのは、灯油だけではありません。 本間壮惟記者) 「多くの人が給油をしにきてガソリンスタンドは満車の状態です」。 15日午後3時ごろの札幌市内のガソリンスタンド。値上がり前の最後の週末ともあり、給油を待つ車の列ができていました。 石油情報センターが11日に発表した道内のレギュラーガソリン1リットルあたりの平均小売価格は174.3円。ガソリンも灯油と同じく、今月19日からおよそ5円の値上がりが見込まれています。年末年始、車での移動を予定している人にも痛手です。 利用客) 「もう早く先にいっぱい入れないとなと思って急いで入れに来ました」。 「厳しいですよね、その分ガソリン代が高くなってしまうとなかなか遠出もしにくくなってしまうかなと」。 「車2台持っているので負担としてはすごく大きいので、値下げすることを望んでいます」。
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