九電川内原発の安全徹底を要望 20年の運転延長で薩摩川内市長
九州電力川内原発が立地する鹿児島県薩摩川内市の田中良二市長は25日、福岡市の九電本社で池辺和弘社長と面会した。原子力規制委員会が認可した20年の運転延長に関し安全徹底を要望。池辺氏は「最も大切なのは地域の方の理解を得て安心してもらうことだ」と述べ、積極的な情報公開に努める考えを示した。 田中氏は「安全性の確保は電気事業者の責務だ」と強調し、核燃料サイクルの早期実現や産業の多様化なども要請。面会後、記者団に対し「不安を持つ市民も多い。不安払拭に向けた取り組みを進めてもらいたい」と語った。 運転延長に地元同意は必要ないが、田中氏は12日に容認する考えを表明した。