江口のりこが追い詰められる! 吉田修一原作の映画『愛に乱暴』8.30公開&予告編解禁解禁
江口のりこ主演、吉田修一原作の映画『愛に乱暴』の公開日が、8月30日に決定。予告編、本ビジュアルが解禁された。 【動画】私も、この愛も、乱れていく――『愛に乱暴』予告 本作は、『悪人』『怒り』などで人間の複雑な感情とその裏に隠された本質を鋭くあぶり出してきた吉田修一の同名小説を、『おじいちゃん、死んじゃったって。』『さんかく窓の外側は夜』の森ガキ侑大監督が映画化。愛のエゴと献身、孤独と欲望の果ての暴走を描くヒューマンサスペンスだ。歴史あるチェコのカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭(6月28日~7月6日開催)のコンペティション部門への出品も決定している。 夫の実家の敷地内に建つ“はなれ”で暮らす桃子は、義母から受ける微量のストレスや夫の無関心を振り払うように、センスのある装い、手の込んだ献立など、いわゆる「丁寧な暮らし」に勤しみ毎日を充実させていた。そんな桃子の周囲で不穏な出来事が起こり始める。近隣のゴミ捨て場で相次ぐ不審火、失踪した愛猫、たびたび表示される不気味な不倫アカウント…。桃子の平穏な日常は、少しずつ乱れ始める。 主演は唯一無二の存在感と演技力で多数の作品に出演する江口のりこ。徐々に平穏を失っていく“妻”を怪演、一瞬たりとも目を離せない危うい女性像を具現化させている。共演には小泉孝太郎、馬場ふみか、風吹ジュンら個性豊かな俳優陣が名を連ね、江口扮する主人公を追い詰めていく。 予告編では、桃子のしあわせな日常を襲う不穏な出来事の数々が描かれる。近隣のゴミ捨て場で相次ぐ不審火、愛猫のぴーちゃんの失踪、怪しい隣人、義母との認識の食い違い、夫から浮気の告白…。桃子の周辺で一体何が起こっているのか? 映像の後半では、物語を紐解くキーワードとなるシーンが散りばめられ、何者かに追われ疾走する桃子、猫の鳴き声に導かれ床下に潜る桃子の姿が。非日常な世界に足を踏み入れてしまった彼女が、泥だらけで「やめてください! 私を変人扱いするのは!」と叫ぶ衝撃的なシーンも映し出される。果たしておかしいのは桃子なのか、周囲なのか。 美しさの中に狂気を秘めた江口のりこ、冷徹な表情を垣間見せる小泉孝太郎、優しい口調で圧が強い風吹ジュン、感情を押し隠した馬場ふみからキャスト陣の高い熱量の演技も垣間見え、強烈な印象を与えるサスペンスフルな予告編となっている。 本ビジュアルは、主人公・桃子が部屋の畳に頭をつけ、床下に耳をそばだてているような、深い思惑を秘めた表情を大胆な構図で捉えたもの。<女は床下に愛を隠す>という謎めいたコピーと縦に大きくあしらわれたタイトルロゴと相まって、彼女の心の深淵を垣間見るようなインパクトの強いビジュアルとなっている。 なお本作は、7月5日よりムビチケカードを発売。先着で、映画の重要なキーアイテムとなる「黄色い小花」をモチーフとしたエコバッグが付く。 映画『愛に乱暴』は、8月30日より全国公開。