EUとウクライナが安保協力 攻撃時、迅速に支援協議
【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)のミシェル大統領と、ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は27日、EUとウクライナの安全保障協力の協定に署名した。ウクライナが将来的に攻撃された場合、24時間以内に必要な支援について協議する枠組みを新たに設ける。 ウクライナは25日にEU加盟交渉を開始した。ウクライナではロシアとの激しい戦闘が続いており、交渉の長期化は必至だが、安保協力協定の締結によって、EUとウクライナとの連帯感をロシアに誇示する狙いがある。 協定は、EUと加盟国による弾薬や防空装備の供与加速やウクライナ兵の訓練継続、防衛産業の協力拡大などをうたっている。