施明徳元民進党主席が死去 蔡総統が哀傷表明 頼副総統も遺族に弔意/台湾
(台北中央社)民進党の元党主席(党首)、施明徳(しめいとく)氏の訃報を受け、蔡英文(さいえいぶん)総統は15日、総統府報道官を通じ、哀傷と逝去を惜しむ思いを表した。党も同日、最も沈痛な哀悼の意と名残惜しさを表明した。党によれば、頼清徳(らいせいとく)副総統も訃報を受けてすぐに遺族に弔意を伝えたという。 総統府の林聿禅(りんいつぜん)報道官によれば、蔡総統は14日夜、施氏が入院する台北市内の病院を訪れ、施氏を見舞っていた。蔡総統は15日早朝に訃報を受けると哀傷の思いを表し、遺族に対し、気を落とさず、身体に気を付けてほしいとの言葉をかけた。 施氏は15日早朝、台北市内の病院で死去した。83歳だった。かつての権威主義体制下の台湾で民主化運動に身を投じ、台湾における人権と民主主義の先駆者として社会の発展に関心を注ぎ続けた。1993年から96年まで民進党党主席を務めた。 (葉素萍/編集:名切千絵)