大谷翔平との再契約とは別にエンジェルス専門メディアが望む“夢のシナリオ”「ミナシアンGMには想像力を発揮してもらいたい」
米国での報道によると大谷翔平の移籍先として有力とされているのが、ロサンゼルス・ドジャース、シカゴ・カブス、トロント・ブルージェイズ、サンフランシスコ・ジャイアンツと見られており、さらに6シーズンにわたってプレーした古巣ロサンゼルス・エンジェルスとの再契約もわずかながら可能性が残っているようだ。 【動画】MLB公式が配信!大谷翔平の最新「2023年ハイライト」をチェック! それでもエンジェルスと再契約するとはチーム専門メディア『Halo Hangout』も信じていない状況で、「ショウヘイとの契約は究極の夢」と伝えるほど。そんななか、大谷との再契約とは別に、補強の必要性をチームに訴えた。 最初に挙げたのが、スターターの充実だ。「FAなのかトレードなのか分からないが、先発の補強がペリー・ミナシアンGMの最優先事項に据えられているはず」として、山本由伸やブレイク・スネル、エデュアルド・ロドリゲス、ジョーダン・モンゴメリーといったFAの大物を挙げた。こうしたビッグネームを確保できないとしても、トレード市場では「すでにディラン・シーズの噂があり、タイラー・グラスノーやコービン・バーンズのような投手を獲得できる可能性がある」と伝えた。 次に挙げたのがリリーフ投手の獲得だ。エンジェルスは11月26日にアダム・コラレクと契約しているが、「チームのひどいブルペンを改善できる投手ではない」と評して、「非現実的だが、ジョシュ・ヘイダーを加えられたら理想的」と夢のシナリオを記し、「ヘイダーに相手にされない可能性はあるが、FAやトレードで少なくとも2~3人は獲得する必要がある」と訴えている。 最後は大谷に代わるパワーヒッターの獲得だ。「ルイス・レンヒーフォはその成績からあまり信頼できず、マイク・トラウト、アンソニー・レンドーンの負傷歴を考慮すれば、強打者を追求しないといけない。JD・マルティネス、ホルヘ・ソレール、テオスカー・ヘルナンデスのようなFAとなったDHがいる」と攻撃力を向上させる補強を期待した。 「ミナシアンGMには想像力を発揮してもらいたい。たとえばコディ・ベリンジャーといった外野手との契約や、たとえばテイラー・ウォードやミッキー・モニアックをトレードに出して投手陣を厚くすることもできるだろう。チームの見通しは立っていないが、ショウヘイが去った後にそれなりの選手を獲得できなければ、憂いしか残らないだろう」 はたしてエンジェルスは大谷と再契約ができるのか。それができない場合、移籍市場で大きな動きを見せる必要がありそうだ。 構成●THE DIGEST編集部