５月２３日、林芳正官房長官（写真）は午前の会見で、中国軍が台湾周辺で軍事演習を開始したことについて、台湾をめぐる問題が対話により平和的に解決されることを期待するというのが日本の立場だとしたうえで、「両岸関係の推移をしっかりと注視していく」と述べた。写真は都内で昨年１２月撮影（２０２４　ロイター／Issei Kato）

Ami Miyazaki ［東京　２３日　ロイター］ - 林芳正官房長官は２３日午前の会見で、中国軍が台湾周辺で軍事演習を開始したことについて、台湾をめぐる問題が対話により平和的に解決されることを期待するというのが日本の立場だとしたうえで、「両岸関係の推移をしっかりと注視していく」と述べた。 官房長官は「台湾海峡の平和と安定の重要性について中国側に直接しっかりと伝えるとともに米国をはじめとする同盟国・同志国と緊密に連携しながら各国共通の立場として明確に発信をしていくことが重要だ」と指摘、こうした外交努力を続ける考えを示した。 中国人民解放軍は２３日、陸海空軍とロケット部隊が参加する合同軍事演習を午前７時４５分（日本時間午前８時４５分）に台湾周辺で開始したと発表した。 台湾では２０日に民主進歩党（民進党）の頼清徳氏が新総統に就任し、中国に軍事的・政治的威嚇をやめるよう求めていた。