ロンドン五輪の“ヒーロー”がピッチを去る 大津祐樹の現役引退にファンもショックを隠しきれず
「まさか引退までとは……」
ジュビロ磐田は25日、元日本代表FW大津祐樹が2023シーズンをもって、現役を引退することになったと発表した。 現在33歳の大津は、2008年に柏レイソルへ入団し、プロとしてのキャリアをスタート。そして、2011年夏からは戦いの舞台を海外へ移し、ボルシアMG(ドイツ)とVVVフェンロー(オランダ)でプレイした。2015年に日本へ復帰して以降は柏、横浜F・マリノスと渡り歩き、2021年からは磐田へ。磐田では加入初年度こそJ2で40試合に出場したが、近年は怪我などに悩むことも多々あり、昨季はJ1で26試合、今季はJ2で11試合の出場にとどまっていた。 また、代表活動では、U-23日本代表メンバーの一員として、2012年のロンドン五輪に参加した大津。スペイン戦(GL初戦)の決勝ゴールやメキシコ戦(準決勝)のスーパーミドルなどで、チームトップとなる3ゴールを記録。日本のヒーローとしてベスト4入りに貢献していた。その後、2013年にはA代表デビューも果たし、通算20キャップ1ゴールを記録している。 突然すぎる引退発表に、ファンも困惑。磐田の公式『X』には、以下のような悲しみのコメントが寄せられていた。 「大津の兄貴引退って。まだ早いよおお」 「驚いてショックを隠しきれない……」 「クリスマスに発表だなんて悲しいよ……」 「怪我からの復帰は大変だろうとは想像していましたが、まさか引退までとは……」 「え!? ウソでしょ!? ピッチで走る姿楽しみにしていたのに」 今季J2を2位でフィニッシュし、J1復帰を決めていた磐田。来たる来季、J1のピッチで再び大津のプレイを見たいと思っていた、活躍に期待していたファンも少なくないだろう。それだけに、ファンの間で悲しみの輪が広がっている。
構成/ザ・ワールド編集部