新常磐交通の路線バス維持で支援を 福島県高校長協会いわき支部がいわき市に要望
新常磐交通が福島県いわき市で運行する路線バスの減便や路線廃止を受け、県高校長協会いわき支部は29日、路線維持に向けた同社への支援を市に求めた。 新常磐交通のダイヤ改正では、15路線が廃止され、住宅団地と学校を直接結ぶスクール系統や土日祝日のバスが大幅に減便される。同支部が昨年末、市内16校の1、2年生の通学状況を調査したところ、路線廃止で592人が影響を受け、このうち186人が代替手段がないと答えた。 柳沼英樹支部長(磐城高校長)が内田広之市長に要望書を手渡し、「通学時間が長くなれば、子どもたちの進学先の選択肢を狭める可能性もある」と訴えた。