【鎖骨の動きで肩こりレベルがわかる!】<肩こり度>の確認の仕方と、その場でできる肩甲骨ほぐしヨガ
いよいよ冬の季節が始まりましたね。寒くなってくると増えてくる悩みが「肩こり」。そんな季節におすすめの、簡単肩ほぐしヨガをお伝えします。 *写真で詳しいやり方を見る→<肩こり度>の確認の仕方と、その場でできる肩甲骨ほぐしヨガ ■肩こりレベルは「鎖骨」でわかる 冬が近づき寒さを感じると、肩もきゅっと縮こまりますよね。さらにコートなどを着る機会が増えてくるとそれらの重みも加わり、肩こりがひどくなる人も増えてきます。自分の肩こりの具合を目で確認する方法があります。それは鎖骨です。 ■■鎖骨は上半身の骨と繋がっている 鎖骨は、首のつけ根から肩までほぼ水平に伸びている骨です。皮膚の上からもわかり、皮膚越しに触れることもできます。 鎖骨は肩甲骨を介して、腕を身体に繋ぎ留める役目をしています。 そして、鎖骨の内側の端は、前に回って胸骨に繋がっており、その胸骨は肋骨を介して背骨へとつながっています。 つまり、鎖骨は、腕~肩~胸~背骨を繋ぎ合わせ、その動きを連結し、助けている骨なのです。 ■鎖骨の動きについて 鎖骨はいくつかの骨と繋がっているため、肩甲骨が動けば鎖骨も動き、肋骨が動けば鎖骨も動きます。そのため、身体にとって負担のない正しい姿勢やバランスが取れていれば、鎖骨の角度も安定しています。ちなみにその安定した角度とは、約10~15度程度上向きになっている状態。 しかし、姿勢の悪化や巻き肩によって肩の位置がずれると、鎖骨の角度も次第に斜めになっていきます。肩が前方に引き寄せられることで、鎖骨はどんどん下向きに傾いていくのです。 鎖骨の角度が傾くことで首や肩甲骨周囲の筋肉が引っ張られると、血流が悪くなり、肩こりが起きやすくなります。 ■■鎖骨と肩甲骨を動かして肩こりを緩和! 肩こりを感じた時には、まずは鎖骨の角度をチェックしてみましょう。そして、内側に入った肩や奥まった肋骨、固まった肩甲骨をほぐすためのストレッチを行ってみましょう。 1、まっすぐ立ち、両手を身体の横に斜め下方向に伸ばします。 2、息を吸って肩を持ち上げ、吐きながら親指を下に向けながら腕を内側に回します。 3、息を吸って再度肩を持ち上げ、吐きながら親指を後ろに向けながら、腕を外側に回します。 4、2と3の動きを3回繰り返しましょう。肩甲骨から腕が伸びているのを意識し、手の指先まで大きく使いながら動かすのがポイントです。 5、腕を外側に回したまま、ひじを曲げながら脇腹に近づけます。息を吸って、吐きながら頭を右にゆっくり倒しましょう。その時鎖骨から首の辺りの伸びを感じます。 6、息を吸って、吐きながら頭を左にゆっくり倒しましょう。お好みで繰り返します。 ライター/岩崎奈緒子(ヨガ講師)
岩﨑奈緒子