【春季関東大会4強チーム紹介】プロ注・昆野と山口の二枚看板が完成した白鷗大足利!プロ注目投手擁する前橋商、東海大相模を撃破した打線は強力だ!
春季関東大会でベスト4入りした白鷗大足利。今大会は前橋商にコールド勝ち、東海大相模に完封勝利を上げ、躍進を果たした。 【トーナメント表】春季関東大会 準々決勝までの結果 【投手陣】 152キロ右腕・昆野 太晴投手(3年)がこの大会で名を高めた。前橋商戦で7回7奪三振、1失点の快投。常時140キロ後半・最速152キロの速球、2種類のスライダー、チェンジアップを投げわけ、超高校球右腕として評価されている。 山口 幸大投手(3年)は最速143キロの直球を内外角へしっかりと投げ分ける速球派右腕。秋までは最速136キロだったが、体重60キロから70キロまで増量させ、半年間で7キロも球速アップに成功した。春季栃木県大会では先発、リリーフとして活躍し、昆野を無理に引っ張る必要性はなくなった。東海大相模戦では8回無失点。「昆野だけではないということを見せられた。昆野、山口の2枚看板と呼ばれるようになりたい」と意気込んでいた。 中継ぎ陣では、左サイド・柏崎 陽斗投手(2年)、スライダーのキレが良い野澤 瑛斗投手(2年)も力投。昆野の負担を軽減させる布陣になっている。 【野手陣】 昨秋の関東大会初戦で中央学院にコールド負け。この冬場は超強力打線をテーマにレベルアップを図ってきた。関東大会2試合は計12得点。投手力の高い前橋商、東海大相模相手に大きな成果を残した。打線のキーマンは1番打者の松浦 舜外野手(3年)。185センチ80キロの左打ちの大型外野手で、次のステージに備えて、木製バットを使用する。それでも前橋商戦では148キロ右腕・清水 大暉投手(3年)から適時三塁打を打つなど好投手相手にも実力を発揮している。ライトからの守備を見ても強肩で、攻守ともに頼りになる存在だ。 4番に座る八角 勇羽内野手(3年)、7番打者の轟木 昊明外野手(3年)は右のスラッガータイプで、主将の篠原 飛羽内野手(3年)はミート力が高く、高い二塁守備が持ち味。印南 穂向内野手(3年)も安定感のある動きを見せる好ショートだ。 昨秋よりも守備の安定感は高まっており、三塁の古内 拓翔内野手(2年)は球際の強い守備を披露し、速い打球にも対応ができている。 昆野を中心に総合力の高いチームへ成長している。準決勝の相手は超強力打線・帝京。ここまで2試合連続でコールド勝ちをしている。篠原主将は「関東大会はどのチームもハイレベルなので、大きな経験になっている」と語るように、夏の大会へ向けて、選手たちをさらにレベルアップさせる試合となりそうだ。