神戸の「廃墟モール」→エンタメ施設としてオープン、地元住民も喜ぶ「新テナント」とは?
神戸・六甲アイランドにある複合商業施設「神戸ファッションプラザ」(神戸市東灘区)。長く閉鎖状態だった商業棟が3月1日、「ROKKO i PARK」として生まれ変わった。 【写真】9階建てで盛りだくさん、新店舗のラインアップ ホテルや美術館とともに開業した1997年当時は、近未来的な外観も話題だった同施設。年を追うごとにテナントの撤退が続き、映画館が閉館したあとは廃墟モールのような状況で、近年は商業棟が閉鎖されて閑散としていた。 ◆ 必ず訪れたいのは「屋内アスレチック施設」 そんな同館が全面リニューアルし、3月1日に第1弾オープンを迎えた。島外からも人を集めそうな注目テナントは、8階の大型スポーツエンタテインメント施設「KOBE SUPER STADIUM(神戸スーパースタジアム)」(平日一般2900円/120分ほか)で、アスレチックのようなものから、大型スクリーンに合わせて体を動かして楽しめるアクティビティなどが豊富にスタンバイする。 5階にはこだわりの工具やワークアイテムが揃う「GIGAファクトリーギガ神戸」が西日本初出店。ホームセンターとは異なる品揃えで、実物をまとめて見られるところはほぼない商品構成のため、こだわりのあるワーカーが初日からレジ前に列を作っていた。 ◆ 島民の間でも「どんな店舗が入る?」と話題に 一方、島民1万9376人(令和6年1月現在)の生活密着テナントとなるであろう生活雑貨の「ダイソー」「THREEPY」、ドラッグストア「キリン堂」などもオープン。また、5月には2フロアのスーパーマーケット「ヤマダストアー」も控えている。 約10年六甲アイランドで暮らす住民は、「島民が待ちに待った施設です。現在は島のスーパーはダイエーとトーホーがありますが、トーホーは閉店予定なので、新しいスーパーは魅力的です。まだ出店が決まっていないスペースもあるようなので、どんな店舗が入るか興味があります」と、島民同士で話題になっていると話した。 「ROKKO i PARK」の営業時間はテナントにより異なる。詳細は公式サイトにて。 取材・文・写真/太田浩子