3冠ヘビー級王座を防衛した青柳優馬

＜全日本プロレス：後楽園大会＞◇22日◇東京・後楽園ホール 　全日本プロレス旗揚げ記念日の22日に後楽園大会が開催され、メインイベントの3冠ヘビー級王座戦で王者青柳優馬（28）が激闘の末に29分7秒、THE FOOL（旋回式のロックスター・バスター）で挑戦者の綾部蓮（27）から3カウントを奪い、2度目の防衛に成功した。 　試合後「この時期になるとよ、全日本プロレスファンの皆さんは、所属選手が来年契約するかしないかで一喜一憂する時期なんだ。綾部蓮、俺の中で、お前は全日本プロレスに必要な男だ！　辞めてくれるなよ。またやろうぜ！」と呼びかけた。 　そして自身については「とか言って俺が辞めたらすみません（笑い）。でもこの前ちゃんと契約したんで大丈夫ですよ。どうせ俺なんかどこも呼んでくれねえからさ」と来年の契約を結んだことを明らかにした。 　そこへデイビーボーイ・スミスJr．（39）が現れ、「おめでとうアオヤギ。でもそれを言うためにここに来たわけじゃない。私の家系には偉大なレガシーがある。ジョニー・スミス、ダイナマイト・キッド、そして父のブリティッシュ・ブルドッグことデイビーボーイ・スミス。彼らがやらなかった、もしくはできなかったことを俺は成し遂げる。3冠ヘビー級に挑戦し、勝利する！」と挑戦を直訴。青柳も「オーケー！　ノー・プロブレム」と了承し「次の北海道で3冠戦がありますけど、ベルトを防衛してチャンピオンとして帰ってきます！」と宣言した。 　「今日で全日本プロレス、53周年目に突入しました。過去の偉人たちに負けないような全日本プロレスを、過去以上の輝きを、この全日本プロレスに復活させます。明るく、楽しく、激しい、そして、卑屈に、最低に、陰湿に盛り上げていきます」と青柳らしいコメントで意気込みを示した。