サングラス、ジーパン姿で体重計に上がった五味隆典（KNOCK OUT公式YouTubeから）

　立ち技打撃格闘技のKNOCK OUT（ノックアウト）は22日、都内で「KNOCK OUTカーニバル2024スーパーバウト“BLAZE”」（6月23日、代々木第2体育館）の前日計量＆会見を行った。 　KNOCK OUT特別ルール（※パンチのみ、－73キロ契約3分3R）で行われるメインイベントで対戦する、KNOCK OUT－BLACKスーパーライト級（－65キロ）＆RIZINフェザー級（66キロ）二刀流王者の鈴木千裕（25＝クロスポイント吉祥寺）と、師匠の“天下無双の火の玉ボーイ”五味隆典（45＝東林間ラスカルジム）も登場した。 　計量では鈴木が72・15キロでまずクリア。遅れると伝えられていた五味はそのすぐ後に姿を見せ、サングラス、ジーパン姿のまま体重計に乗り72・95キロでクリアし「もう3週間、（リミット73キロの）1キロオーバー、ずっと」と話していた言葉がウソではなかったと証明した。 　会見で「明日、楽しみますよ。とにかく楽しみます」と話した五味は「今朝にはリミットになってたんで。何年かぶりの73キロ。一昨日は焼き肉食べてますからね、夜。昨日の夜も軽くバナナとか食べてるんで、絶食はしてない。できるんだけど、しばらくはやりたくないですね。（次は）1年後とか」とジョークを飛ばした。 　一方の鈴木は五味の姿に当然といった様子で「普通なんじゃないですか？　じゃなかったらチャンピオンになれないし。そう思います」「お互い調整期間があるんで、それはベストに仕上がってるのは当たり前なんで。ベストコンディションなんじゃないですか、お互い」などと話した。 　世紀の一戦へ向け、五味が「まあいつも通り、みんなが熱くなるような試合と、年じゃないというのを見せたいしね。年齢とかを理由にあきらめたりしない、挑戦をやめないところを見せたい」と話せば、鈴木は「ノックアウトを背負っているチャンピオンの姿を見せますよ。KOで決着をつけます」と意気込んだ。