ロープワークやヘリ救助、水害に備え訓練きびきび 宇部、山陽小野田、美祢の3警察署合同【宇部】
梅雨時期を前に、宇部、山陽小野田、美祢の3警察署による合同災害警備訓練が5日、宇部市のアクトビレッジおので行われた。県警機動隊の指導の下、若手を中心とした署員66人がロープの結び方やチェーンソーを使った訓練で連携を深め、大雨などによる災害に備えた。 署員たちは2班に分かれて参加。チェーンソー訓練では周囲の安全を確認し、刃を地面と水平になるよう心掛けた。ロープワークでは約3㍍のロープで災害時に使用する3種類の結び方を身に付けた。 30歳代の男性が山で遭難したという想定でヘリコプターによる救助訓練もあった。平地と斜面の2パターンで、ホイスト装置で降下した機動隊員が救助を求める男性の体をハーネスで固定してつり上げた。機動隊のレスキュー車に積載している道具の紹介もあった。 採用されて8年目の宇部署警備課の山本純也さん(30)は「出水期を前に実践的な訓練を行うことができた。災害が起きた際に訓練の成果が発揮できるように何度も反復し、練度を高めたい」と話した。