習主席、米企業経営陣に対中投資促す-中国経済のピークはまだ
CCTVはまた、習氏が中国と米国の関係について、ここ数年の後退や課題にもかかわらず、より良い未来を迎え得るとし、中国経済は健全で持続可能だと説明したと報道。
中国は改革の深化で大きな動きを計画しており、トップクラスのビジネス環境を構築するよう目指すとも話し、中国と米国は人工知能(AI)と貿易、経済で助け合うべきであり、互いの妨げになるべきではないと主張したという。
フェデックスのラジ・サブラマニアムCEOや保険会社チャブのエバン・グリーンバーグCEO、米中関係全米委員会(NCUSCR)のスティーブン・オーリンズ委員長、米中ビジネス評議会(USCBC)のクレイグ・アレン会長、ブルームバーグのマーク・カーニー会長も会合に出席した。
昨年11月に習氏がサンフランシスコ近郊でバイデン米大統領と会談し両国関係は安定したが、貿易規制やサイバー攻撃への非難など幅広い問題を巡り論争は続いている。
中国は26日、米国の電気自動車(EV)補助金を巡り世界貿易機関(WTO)に提訴したと発表。米国と英国は今週、国家が支援する中国のハッカー集団が政治家や企業、反体制派を標的にし、英国の有権者データを盗んだと非難した。
中国は一部エコノミストから野心的と見なされている年5%前後の成長目標の達成を目指し、外国人投資家への働きかけを強めているようだ。商務省は1月、外国企業との懇談会を毎月開催し、彼らの懸念に耳を傾け対処することを約束している。
新型コロナウイルス禍以前は、習主席は中国版ダボス会議とも呼ばれる「博鰲(ボアオ)アジアフォーラム」などで、経営者たちと定期的に会談していた。26日に海南省で開幕した今年の同フォーラムには、習主席は出席しない見込み。
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原題:Xi Says US CEOs Should Invest in China, Economy Hasn’t Peaked、Xi Says China, US Should Help Each Other to Develop: CCTV (抜粋)
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